海と水のものがたり

大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室 2011.4.29−6.19




 副題「シニャック、福田平八郎から杉本博司まで」。

 19世紀から現代まで「水都」大阪に縁がある「水」が今回のテーマ。

 作品は、写実表現の風景画を追求しますが、黒田清輝の「新派(紫派)」と対立し「旧派(脂派)」と呼ばれるようになる岡精一(1868−1944)の「川辺の小舟」(1890頃)、今回展示されている福田平八郎(1892−1974)の「漣」(1932)に影響を与えたいわれる都路華香(1871−1931)の「波千鳥」(1911頃)、昭和前期の前衛写真をリードした大阪アマチュア写真クラブ、丹平写真倶楽部の主要メンバーである上田備山(1888−1984)の現在確認されている唯一の作品「漁」(1930年代)、特別出品されているジュゼッペ・アルチンボルド(1527−1593)の「ウエイター」(1574)他全61点。