上村松園展
京都国立近代美術館 2010.11.2−12.12
上村松園(1875−1949)の本画88点と素描37点からなる回顧展。
1章 画風の模索、対象へのあたたかな眼差し
2章 情念の表出、方向性の転換へ
3章 円熟と深化
3章―1 古典に学び、古典を超える
3章―2 日々のくらし、母と子の情愛
3章―3 静止した時間、内面への眼差し
附章 写生に見る松園芸術のエッセンス
から構成されています。
作品は、「人生の花」(1899)、「長夜」(1907)、「人形つかい」(1910)、「花がたみ」(1915)、「焰」(1918)、「序の舞」(1936)他。
4階のコレクション・ギャラリーでも松園の作品2点、松園が師事した幸野楳嶺(1844−95)の「春秋蛙合戦図」(1894頃)、竹内栖鳳(1864−1942)の「羅馬古城図」(1901)、「南清風色」(1926頃)が鑑賞できます。