高橋由一

京都国立近代美術館 2012.9.7−10.21




 洋画を普及するのが自分の果たすべき使命だという強い自負をもった「近代洋画の開拓者」高橋由一(1828−94)の回顧展。

 唯一自画像、「丁髷姿の自画像」(1866−67頃、チャールズ・ワーグマン(1832−91)の作品説あり)、モデルとなった小稲から完成後、私はこんな顔じゃありませんといって泣いて怒らせたと伝わる「花魁」(1874−75頃)、「鮭」の3作の代表作品から晩年訪れた東北での作品「山形市街図」(1881−82)、1997年に「発見」された「小林更平像」(1870)他資料を含め132点。