現代美術の皮膚

国立国際美術館 2007.10.2−12.2




1、自己を形作る皮膚

2、刻印される場・支持体としての皮膚

3、世界とのインターフェースとしての皮膚

の三つの視点から1990年代以降の作品を11作家69点から構成しています。

 作品は、自らの血液を固めた頭部像で知られるマーク・クイン(1964−)の「悟りへの道」(2006)、14点の連作写真で自身の美容整形手術をE.ルモワーヌ=ルッチオーン(1912−2005)の『衣服の精神分析』を基に構成した「これが私の身体…これが私のソフトウェア…」(1993/2007)、曾祖父にジャン=アンリ・ファーブルをもち、昆虫を題材にしたアートで知られるヤン・ファーブル(1958−)のマグリットの作品を思い浮かべるシュールな写真「チヴォリ城」(1992)他。