ルノワール−伝統と革新

国立国際美術館 2010.4.17−6.27




 構想から5年をかけて実現した企画展。

「光学調査で探るルノワール」といった新たな視点からもアプローチされています。

 出品作は、今年になってようやく展示の許可がおり、日本では20年ぶりの公開となる「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」(1880)、ワーグナーのファンであるパリの医師・エミール・ブラッシュからの注文作品「タンホイザーの舞台」(1879)、2年半の交渉の末、公開となった「団扇を持つ若い女」(1879−80頃)等今後保険代金の高騰から一堂に観る事が困難な77点。