ルノワール+ルノワール展

京都国立近代美術館 2008.5.20−7.21




 画家ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841−1919)と映画監督ジャン・ルノワール(1894−1979)の親子展。

 ジャンに影響を与えたピエールの絵画や家族としての足跡を中心に「家族の肖像」、「モデル」、「自然」、「娯楽と社会生活」の4章から構成されています。

 ジャンの作品は展覧会ではダイジェスト版ですが、平日(火〜金曜日)には1作づつ1階講演室にて上映されています。

 作品は2,000点近く制作された肖像画から、ジャンの母親でもある「アリーヌ・シャリゴの肖像」(1888)、最後の自画像で画商デュラン=リュエルに贈られた「白い帽子の自画像」(1910)、1999年のオルセー美術館展で完成作が公開された「陽光のなかの裸婦」(試作、裸婦・光の効果 1875−76頃)、ジャンの作品は、「ゲームの規則」(1939)、「フレンチ・カンカン」(1954)、「草の上の昼食」(1959)他。