ドイツ・ポスター 1890−1933
京都国立近代美術館 2008.2.26−3.30
ドイツの近代ポスターはオットー・フィッシャーの「旧き街」(1896)に基を発するといわれ、美術雑誌『パン』や『ユーゲント』の創刊、1920年代のバウハウスへと発展していきます。
第1時世界大戦中はプロパガンダとして「ひげ文字」、「聖母子像」、「聖家族像」など他の国と同じように古典主義的な題材を描きながら直接、敵国をなじることが少なかったドイツのポスターは、大戦後、構成主義的画面構成、新たなタイポグラフィー、写真の活用で変化していきます。
この企画ではキャプション(表題、作家名等)なしという実験的な展示です。
また、日本と直接的に関するエピソード4つを企画しています。
この後、豊田美術館(4月25日11〜6月日)、宇都宮美術館(11月23日〜12月28日)に巡回します。