ムンク展
兵庫県立美術館 2008.1.19−3.30
エドヴァルド・ムンク(1863−1944)の装飾を考察する展覧会、全108点。
構成は、
第1章 <生命のフリーズ>:装飾への道
第2章 人魚:アクセル・ハイベイク邸の装飾
第3章 <リンデ・フリーズ>:マックス・リンデ邸の装飾
第4章 <ラインハルト・フリーズ>:ベルリン小劇場の装飾
第5章 オーラ:オスロ大学講堂の壁画
第6章 <フレイア・フリーズ>:フレイア・チョコレート工場の装飾
第7章 <労働者フリーズ>:オスロ市庁舎のための壁画プロジェクト
です。
ムンクは、建築における帯状の装飾であるフリーズを交響曲にたとえていました。
1907年に依頼のあった<ラインハルト・フリーズ>は、1912年に劇場改装の為、バラバラに解体され売却された運命を辿りました。
また、<リンデ・フリーズ>は子どもたちの為に風景画を依頼されたにもかかわらず、男女の姿を描き、受け取りを拒否されました。
作品は、ポーランド作家、プシビシェフスキーがタイトルを与えた「吸血鬼」(1893−94)、1918年頃に樹木などを加筆した「メタポリズム」(1899−1903)、ムンク1人で7年かけて完成させたオスロ大学講堂の壁画から「歴史」(1914)他。