視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション

京都国立近代美術館 2011.7.20−9.4




 ハンガリー生まれの「光と運動力による造形」という創作理念を確立し、バウハウスの教師としても知られるモホイ=ナジ・ラースロー(1895−1946)の日本初の回顧展。

 彼は、1918年、ナショナルサロン芸術協会が主催する「冬展」に出品し、デビューした後、デア・シュトゥルム画廊(ベルリン)での展覧会でヴァルター・グロビウスの目にとまり、1923年春、ヨハネス・イッテンとパウル・クレーの後任としてバウハウス教師として予備課程と金属工房の指導として招聘されます。

 初期の代表作「ライト・スペース・モデュレータ」(1922−30/2006)など約300点の作品・資料で彼の軌跡を辿ります。