マリー・ローランサン展
サントリーミュージアム[天保山] 2008.3.8−5.11
マリー・ローランサン(1883−1956)の生誕125周年を記念した92点から成る回顧展。
第1章 青春時代とエコール・ド・パリ(1904−14)
第2章 画家としての自立と亡命(1914−21)
第3章 ローランサンの作風の確立(1921−29)
第4章 円熟期から晩年へ(1930−56)
の章立てで彼女の作品と生涯に迫ります。
作品は、「自画像」(1904)、1912年のローベル・ドローネーとの2人展に出展されたキュビスムの影響が強い「果物かご」(1907−8)、象徴詩人サディア・レヴィの家族を描いた「詩人の家族」(1909)、ジャン・コクトー台本のバレエ「牝鹿」の舞台美術構想画「牝鹿」(1923)、彼女なりの歴史画「マリー・ド・メディシス」(1926)、珍しく遠近感を画面に描いた「シャルリー・デルマス夫人」(1938)他。