japan蒔絵〜宮殿を飾る東洋に燦めき〜

京都国立博物館 2008.10.18−12.7




第1章    中世までの日本の蒔絵

   大陸由来の蒔絵が本国では廃れてしまい、日本独自に育っていく過程の10世紀から16世紀からの作品が並びます。特に平安時代の作品は約25点が並びます。

第2章    西洋人が出会った蒔絵−高台寺蒔絵−

  「平蒔絵」、「絵梨地」、「針描」などの単純な技法で図柄を描き、装飾効果を生み出す、「高台寺蒔絵」と南蛮屏風を中心に章だてされています。

第3章    大航海時代が生み出した蒔絵−南蛮漆器−

   海外との貿易が本格的に始まり、「洋櫃」、「書箪笥」「書見台」などキリスト教文化に影響を受けた注文品が展示されています。

第4章 絶対王政の宮殿を飾った蒔絵−紅毛漆器−

   金の文様、レリーフ状の高蒔絵が多様されてます。

   1650年フレデリック3世が設立した蒐集室「インドの間」にヨーロッパ最大の蒔絵コレクションを築いたデンマーク王室コレクションを中心に構成されています。

   日本漆芸修復家山下好彦が4年がかりで修復し、今回初披露となる「マザラン公爵家の櫃」(1640頃)もここで展示されています。

第5章 蒔絵の流行と東洋趣味

第6章 王侯のコレクションと京の店先

   「ダイヤより蒔絵が好き」といったと言われるマリア・テレジア、デンマーク王室に次ぐ蒔絵を収集したマリー・アントワネットなどのコレクションです。

第7章       そして万国博覧会

   武士階級という大きな客層を失った蒔絵職人たちが直接、世界を目指した明治以降の作品を辿ります。

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