絹谷幸二〜豊饞なるイメージ〜

奈良県立美術館 2012.10.20−12.16




 キュビスムの作品を再度、平面に置き換え、背景の青にすべてが飲み込まれていくような構図の卒業作品「蒼の間隙」(1966)、独自路線の萌芽「室内U」(1972)、最新作の古事記シリーズまで75点の回顧展。

 構成は、

第1部     絹谷芸術の形成(絹谷芸術の原点を探る 1960年代〜1970年代)

第2部     絹谷芸術の開花(絹谷スタイルの確立 1980年代〜1990年代)

第3部     絹谷芸術の飛躍(2000年代〜2011年)

最新・古事記シリーズ(2012年)としています、第1部と第2部の大きな隔たりは「線」と位置付けていますが、実作品を観て皆様も考えましょう。

(写真右は追加出品「モンマルトルの恋人」)