ジム・ダイン

名古屋ボストン美術館 2011.4.23−8.28




 副題「主題と変奏:版画制作の半世紀」。

 1990年国立国際美術館(当時、大阪府吹田市)以来となるジム・ダイン(1935−)の大規模回顧展。

 アメリカ・ボストン美術館の付属芸術大学に在籍した彼の収蔵品は約800点あり、その内今回は約150点。

 作品は、フランス植物画家ピエール=ジョセフ・ルドゥーテ(1759−1840)による手彩色版画の拡大複製を背景に、ダインが絵筆とリトグラフ・ウオッシュを加えた「ユリ、7月[第2ヴァージョン]」(2010)、ダインの刷り師を描いた「アルド・クロムリンクの今」(2007)、1978〜1981年同じ版から全25点の作品を制作した「屋外にいる7月のナンシー」他、ハートのイメージが強いダインの新たな一面を観ることができます。

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