上野伊三郎+リチ コレクション展

京都国立近代美術館 2009.1.6−2.8




 2008年京都精華大学に吸収合併された京都インターアクト美術学校(前身は1963年設立されたインターナショナルデザイン研究所)から2006年に京都国立近代美術館に寄贈された上野伊三郎+リチの全作品と資料。

 上野伊三郎(1892−1972)は1933年、ブルーノ・タウトを日本に招聘したことで著名ですが、彼とウィーンで結婚した「リックス文様」で知られるリチ(1893−1967)の作品と共に紹介されています。

 1927年72日に設立され、彼が会長となった日本インターナショナル建築会は当時、日本最大規模の23名から構成されていました。

 会員は、伊藤正文、本多正道、本野精吾、中尾保、中西六郎、新名種夫、竹内芳太郎で、外国会員にはブルーノ・タウト、ヨーゼフ・ホフマン、ペーター・ベーレンス、ヴァルター・グロピウスら8名、また、客員には上野リチの名前を見ることができます。

 展示には、1929年8月に創刊された日本インターナショナル建築会の機関紙「インターナショナル建築」(1933年5月まで計29回発行)など貴重な資料が含まれます。

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