ブリューゲル版画の世界

美術館「えき」ＫＹＯＴＯ　２０１０．１０．２２−１１．２３

　ピーテル・ブリューゲル（１５２５・３０−６９）７０点を含む１５０点のベルギー王立図書館収蔵版画展。

　プロローグ

第１章       雄大なアルプス山脈の賛美と近郊の田園風景への親近感

第２章       聖書の主題や宗教的な寓話を描く

第３章       武装帆船やガレー船の驚くべき表現力

第４章       人間観察と道徳教訓の世界

第５章       諺を通じて知る「青マント」の世界

第６章       民衆文化や民話への共感

第７章       四季や月暦表現で綴る市民の祝祭や農民の労働

エピローグ

から構成されています。

　作品は、本人が彫った例外的作品「野うさぎ狩りのある風景」（１５６０）、「エマオへの道」（１５５５−５６頃）、「聖アントニウスの誘惑」（１５５６）、「最後の審判」（１５５８）、「メッシ―ナ海峡での海戦」（１５６１）、「阿呆の祭り」（１５７０以降）、「学校でのロバ」（１５５７）、「大きな魚は小さな魚を食う」（１５５７）、「春」（１５７０）、「夏」（１５７０）他。