麻生三郎展

京都国立近代美術館 2011.1.5−2.2011.2.20




 1943年、靉光(1907−46)や松本竣介(1912−48)らと新人画会を結成した麻生三郎(1913−2000)の15年ぶりの回顧展。

 作品は、佐伯祐三を彷彿させる「ファリゲール」(1938)、「リュ・ヴァンダム」(1938)、日米安保条約に際して描かれた「死者」(1961)、ヴェトナム戦争に触発された「燃える人」(1963)、上体はジョコメッティ風の立体デッサン「人」(1977−83)、代表作「赤い空」(1956)他134点、期間中展示替えがあります。

 4階のコレクション・ギャラリー(常設展)でも4点のデッサンを始め関連作品が展示されており、収蔵品から珍しく、小松均(1902−89)の「雪の最上川」(1979)が出展されています。