写真の美術 美術の写真

大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室 2008.1.26−3.23




 1904年、写真材料を扱っていた桑田商会の呼びかけによって発足した現存するアマチュア写真倶楽部としては最長の歴史をもつ浪華写真倶楽部、1930年丹平製薬が心斎橋にアンテナショップ兼文化テナントを建設したことに端を発する丹平写真倶楽部から1980〜90年代の多様化する写真表現までを網羅しています。

 作品は、上田備山(1886−1984)の「漁」(1930年代)、安井仲治(1903−42)の「朝鮮集落」(1937−40頃)、瑛久(1911−60)の「作品」、杉本博司(1948−)の「TAMPA FLORIDA」(1979)、やなぎみわ(1967−)の「案内嬢の部屋B1」(1997)、森村泰昌(1951−)の「美術史の娘(王女A)」「美術史の娘(王女B)」(1990)他。