秋野不矩展

京都国立近代美術館 2008.4.8−5.11




 1927年地元静岡で小学校に勤めていた秋野は、父親のすすめで千葉県の石井林響に入門、石井が病で倒れると、京都の西山翠峰に師事しました。

 そうしたこともあり、実質上、日本画家の出発となった京都での回顧展。

 その後、京都市立美術大学で教鞭をとっていましたが、同僚の密教美術研究家、佐和隆研の要請で1962年、インドのビシュハバーラティー大学(現:タゴール国際大学)の日本画客員教授となったことが彼女の一大転機となりました。

 作品は、「少年群像」(1950)「室内」(1964)、「朝のいのり」(1988)、「渡河」

(1992)、「村落(カジュラホ)」(1994)、「オリッサの寺院」(1995)他。

 この後、67日―29日及び72日―27日に浜松市秋野不矩美術館、89日―105日に神奈川県立近代美術館葉山に巡回します。