ウフィツィ美術館自画像コレクション
国立国際美術館 2010.11.27−2011.2.20
西洋画で自画像を描いたとされる記述はフィレンツェの年代記に1397年にジョットが創めてであるが、現存する最も古い自画(刻)像はフィレンツェ洗礼堂北扉にギベルティが1415年に自身の像を刻んだものである。
絵画となると、1459年にベノッツォ・ゴッツォリがメディチ家私邸の壁画「三王礼拝」に自分の名前入り帽子をかぶった自画像を描いたことになります。
今回の副題は、「巨匠たちの「秘めた素顔」1664−2010」です。
1664年は、レオポルド・デ・メ・ディチが創めた「自画像コレクション」に由来します。
彼は、約70点を蒐集したと言われ、その数は現在1700点を超えています。
今回は、この展覧会終了後、そのコレクションとなる草間彌生、横尾忠則、杉本博司の3点を含め、81点の展示となります。
展覧会の後半は、スイス人コレクター・レッツォーニコが集めたジョルジョ・デ・キリコ(1888−1978)、ヨーゼフ・ボイス(1921−86)、エミーリオ・ヴェドヴァ(1919−2006)他297点の現代美術家の作品を2005年、購入した作品です。